2014年09月14日

日本人が着るべきスーツと五大陸

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スーツの基本形と言えば、この3つ。
胸板を強調したブリティッシュ・トラッド、
お尻のセクシーを強調したクラシコ・イタリア、
そして、ウエストの絞り無しの
アメリカン・トラッド。
もちろん、
自分の体型や好みに合うものを
選べばいいだけなのですが、、
ここからは、極論的な私の持論です。

英国型、伊太利亜型は、それぞれ、
そもそも彼らは強調すべき
胸板やヒップラインを持っていたため、
スーツも自ずとそうなったということが
大きいのではないかと思うのです。
また、スーツを着る目的も、例えば、
英国では、階級社会で仲間を示すアイコン。
伊太利亜では、伊達男のナンパの演出。
と、それぞれ違っています。
残る米国型は、プロダクト・アウト発想。
ナチュラルショルダーで
ウエストシェイプを無くして、
どんな体型の人も着られるように作られた、
売り手側の論理で出来上がったものです。
というように、
それぞれのスーツに、
それぞれの前提があるわけですが、実は、
このことは、あまり考えてはいけないのです!

これを踏まえ考えると、むしろ、
だんだん何を選んでいいか
分からなくなるのです。
なぜなら、私たち日本人の大概が、
貴族でなければ、胸板もありません。
ナンパ上手でもなければ、エエ尻でも無く。
かと言って、量産型のアメトラは、
量産メーカーが取り組まないために、
本来ある筈の価格メリットが出てこない。。。
理屈で考えてしまうと、
どの選択にも整合性が無いのです。

例えば、、
ひとつは、ユニクロさんにアメトラ式の
良いサックスーツを作って貰えると
ありがたいと思います。
錦織圭くんが凱旋帰国した時の
アンコンみたいなジャケット、、
きっとユニクロだと思うのですが、
アレは全くイケていませんでした。
いいんじゃないでしょうか、
そろそろキッチリしたスーツを
作っても。

そして、
今ひとつ、モヤモヤの解決策として、
日本人の体型と着用目的から
日本型のスーツを作る、
これは抜本的な方法だと思います。
日本人の体型は華奢です。
そして、スーツを着る目的は、
主にビジネスです。
だから、
胸板やお尻等特別なパーツを誇張する事なく、
誠実に写って、動きやすい。
そんな日本型スーツを確立させてくれれば、
論理的にも辻褄があうのですが。

そして、なんとなく、
そんな事を思考していそうなブランドが、
オンワード樫山の五大陸です。
今日、五大陸のある売り場で
私が眺めていたスーツは、
こんなものでした。

全体的な印象は、
やさしげでスマートなスーツ。
パーツをよく見ていくと、
少しだけナローなナチュラルショルダー、
ハイコージで、やや広めのラペル、
ウエストは少し高めで軽く絞って、
緩やかなドレープ。センターベンツ。
五大陸は、昨年、ターゲットを
団塊ジュニアへシフトするリブランディングに着手。
13AWは、主力アイテムのスーツの仏ドーメル社との
取り組みが当たり、前年比18%増だったそうです。
また、片岡愛之助さんをはじめ歌舞伎役者5人
ブランドのアンバサダーとして起用した
キャンペーンの効果も大きいとか。

◎ブランドコンセプト
五大陸
http://www.onward.co.jp/gotairiku/
英国の伝統、フランスの華やぎ、
イタリアの粋、アメリカの合理性・・・
それらを日本の繊細によって仕立てた
ジャパニーズ・ジェントルマンズ・スタンダードを
提案します。

◎カンパニーサイト
オンワード樫山
http://www.onward.co.jp/company/

何れにしても、
日本型のスーツの確立には、
いちブランドの取り組みだけでは
どうにもなりません。
クラシコ・イタリアのように
ブランドが団体としてまとまるか、
経産省にでも仕切ってもらって、
経済戦略として取り組むとか、
話は大きくなりますが、
価値ある活動だと思うのですが。。
ラベル:五大陸 ユニクロ
posted by uno at 22:02| Comment(0) | スーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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